ドイツ人ジャーナリスト
2006年10月7日 (Sat),男女2名のドイツ人ジャーナリストが,上記ルートを通ってバーミヤンに向けて取材旅行中に,上記7. Tala Wa Barfak において野営中に銃撃によって殺害されたとのニュースがあった。自分たちが通ったのと同じルート上での事件である。他人事とは思えなかった。
2006年10月8日付けの"The Sunday Morning herald" 等によると事件の概要は以下のようである。
「2006年10月7日の早朝,ドイツ人のジャーナリスト2名が武装集団によって殺害された。使用された武器はAK-47 (1947年にソビエト連邦軍に正式採用された自動小銃,カラシニコフ-47) である。 二人はドイツ連邦共和国の国際放送事業体である"Deutsche Welle" の歴史ドキュメンタリーのための取材旅行中であったとのこと。 ただ,使用していた車輌を含め,所持品はそのままであったと報道されている。また,運転手に関しては,どの報道機関も触れていないとのことであった。また,タリバンは自分たちの犯行ではないことを宣言したとのこと。」
今回も運転手は無傷であったように思われる。当方が滞在していた間に,何件か誘拐あるいは類似の事件があったが,いつも運転手は無傷で解放されていた。運転手が事件に関与していたのでは,勘ぐるのは当方だけではないだろう。現地ではそのようにいつも囁かれていた。